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2014.5.24 『手話で叫んだ「お母さん」』
おはようおはようございます!!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!
手話で叫んだ「お母さん」
玉田さとみさんの次男、宙君は小学校5年生。
1歳10カ月の時、耳が聞こえないことを医師から宣告されました。
この子はいったいどうなってしまうのか。
「子供の前で泣いてはいけない」
と思っても、玉田さんは涙が止まりませんでした。
ろうの子供を持つ父親のホームページを見つけ、玉田さんはメールを出します。
「身も心も固まって、私はどうしていいかわかりません」
返ってきた返事は、思いがけないものでした。
「生まれた時から聞こえないのだから、それが本人にとっては普通です。
不幸でも不便でもない。手話で育てれば平気です」
これを読んで、玉田さんは泣いてばかりいた毎日から立ち上がります。
「手話で子供が育てられるわけがない。声を出す訓練をしないと日本語が
わからない子供になります。自分の子供に『お母さん』と声に出して読んでほしくないの?」
と、ろう学校の先生に言われましたが、玉田さんは手話での子育てを始めました。
「最初の頃は本当によく泣いたけど、このまま息子を抱きかかえればいい、と思いました。
聴こえない息子を聴こえる世界に無理に引き寄せるよりも、ありのままに育てた方が、きっといい、って」
ある日、玉田さんは、宙君が左手の小指を右の手で一生懸命伸ばしているのに気づきます。
人差し指で頬に軽く触れてから小指を立てる、
手話の「お母さん」。
でも二歳児の指は、思い通りに動きません。
何度か繰り返すうちに、宙君は左手の小指を右手でつかんで頬にあて、玉田さんに向かって走ってきました。
「お母さん!」
「あの時、息子が小さな手で呼んでくれた『お母さん』は、
どんな大きな声より、どんな流暢な日本語よりいとおしいものでした。
私は息子を聴覚障碍者とは思ってません。
耳が不自由なのではなく、ただ聴こえないだけなんです」
出典 手のひらにおさまる77のちょっとした幸せ 文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」編 ポプラ社
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比較することなくありのままを愛する・・・・・
実際にそうすることはとても覚悟がいることかもしれません。
しかし、だれか一人でもその子のありのままを受け入れる人がいてくれたら・・・・
素敵なお話です。
最後までお読み頂きありがとうございました。