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2013.3.25 『強い子』
治療で皆様のお体を元気に!!そして、心も元気になって頂けるようなブログを書かせて頂きます!!!
今回は、尊敬している福島正伸先生が書かれた本の中で私がとっても大事にしているお話です。
少々長いですが、是非、お読み下さい。
「強い子」
これは、ある難病の女の子のお話です。
女の子は進行性の病気で入院していて頭や体のあちこちに器具が取り付けられていました。
大きな手術が必要でうまくいかなければ命を落とすこともあるそうです。
お母さんはそんな彼女を見ると悲しくてしかたありません。
「どうしてうちの娘がこんな姿に・・・」
女の子は大好きなお母さんを元気づけたくて、お見舞いにくるお母さんをいつも笑顔で迎えていました。
女の子は童話を読むのが大好きで、自分でもよくお話をつくっていました。
そして、お母さんのために「強い子」というお話をつくりました。
それは彼女が生まれる前のお話です。
ある日、神様に呼ばれていくとたくさんの赤ちゃんたちが並んでいて一人ずつプレゼントをもらっています。
「あの町に生まれたい」
「お金持ちの家に生まれたい」
神様はどんなことでもかなえてくれるのです。
女の子の順番がきましたが、何がほしいか決まっていませんでした。
ふと見ると神様の後ろに「重い病気」というプレゼントがあります。
「これは誰がもらえるの?」
「一番強い子だよ。このプレゼントをもらった子は生まれてからすごく苦しいんだ。」
「だから一番強い子にしかあげられないんだよ」
女の子は思いました。
「ほかの子がこのプレゼントをもらったらその子にあったときつらいだろうな・・・」
そして神様に言いました。
「そのプレゼント私に下さい。私が一番強い子よ」
「他の子にはあげないで」
「他の子が苦しむのはいやだから」
「私が一番強い子だから私にちょうだい」
「君が来るのを待っていたんだ。君が一番強い子なんだね」
「ねえ、ママ・・・、そうやって神様にお願いして私は生まれてきたんだよ」
お母さんは涙を流しながらも女の子を笑顔で抱きしめました。
私(福島先生)は陰ながら難病の子供たちの支援をさせていただいています。
これは私が出会ったある女の子のお話です。
最初にその女の子の写真を見たときその子は笑顔で写っていました。
その笑顔の理由がこの「強い子」のお話です。
ある説によると、人間の遺伝子はすべての人がほんの少しずつ違っているそうです。
それはすべての人が違う体質となって生まれるためだそうです。
たとえひとつの恐ろしい病気が人類を襲ったとしても、その病気にかかりにくい体質を持った
人が生まれるためだそうです。
そうすると一つの病気が人類を滅ぼすことはできなくなります。
ただ、そのために重い病気を持って生まれてくる子もいるのだそうです。
難病の子供たちは皆、人類にとって一番大切な存在なのかもしれません。
全ての人に生まれてきた理由があります。
そしてそれは自分で見つけ出すことができます。
意味のない状況はありません。
意味を見出そうとすれば必ずそこには重要な意味があることに気づきます。
私たちが人間として生まれてきたのはまわりの人々だけでなく他の生物や未来の地球にとって
必要な存在だからなのです。
福島 正伸
出典 『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』きこ書房 福島正伸著 あとがきより
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youtubeでもご覧ください ↓
www.youtube.com/watch?v=2OLsdTdHm6s
ここでは女の子の症状はさらっと書かれていますが、実際には壮絶な姿でいるそうです・・・
全身には器具が取り付けられ、まるで磔(はりつけ)のような状態で全身の痛みで病室には痛
みに耐える唸り声が響いているのだそうです。
でも、一番大好きなお母さんを苦しめたくないがためにお母さんが来るときは笑顔を絶やさな
くなったのだそうです。
私はこの話を初めてyoutubeで見たときに号泣してしまいました。
自分がどんなに辛い状況でも相手を思いやる気持ちと、自分が健康でいられるのはきっと誰か
が辛い状況を引き受けてくれている・・・
そう考えたら今日を健康でいられることに感謝をして、全力で生きなければいけないと日々感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。